侍ナース!!

アラフォー男性看護師長が、偏見に満ち溢れた極論で看護の世界を斬る!

偏見の金額

前回の続きです。

精神科看護師と、一般病院看護師の違い。
それは前回「いわゆる医療行為のほぼ行わない」ことだ、と書きました。

しかし、それはそうなのですが、俺たち(一般病院の看護師)からしての最大にして最強の違いは


「給料」にあります。


これは一応にして
「精神科病院のほうが圧倒的に給料が良い」です。


もうじぇんじぇん違います。


同じ資格かよ!
と、叫びたいくらい違います。


何故なんでしょうか?


「危険手当」が多い、とも聞きますが、
コレに関してはあまり説得力を感じません。

てか、その手の危険に関してはどこの病院も同じです。
断言します。


そもそも、なんの危険手当なのでしょうか?

患者から受ける暴力の可能性が高いとでも言うのでしょうか?

患者からの暴力の可能性や暴言は一般病院でも十分あります。
地域によっては、健常者でいてもすさまじい患者はいくらでもいます。
精神科病院だからといって、一律「危険だ」という理屈はおかしいでしょ。


じゃぁ、何でなのか。


もうこれしかない。


「偏見手当」


こんな言葉があるとは思わないが、これしか思い付かない。


精神疾患の患者を看護してくれと募集するには、お金を積まないと看護師は来てくれない」
という理屈だと考えるのが、一番妥当でしょう。


と言う事は、
精神疾患の患者を看護してくれと募集するには、お金を積まないと看護師は来てくれない」

すなわち
精神疾患は一般病院では診てもらえない(対象になっていない)」
という事実があり、

精神疾患は普通じゃない」
という昔からの差別があり

精神疾患は何をするかわからない」
という悪しき偏見がまかり通るから

精神疾患の患者を看護してくれと募集するには、お金を積まないと看護師は来てくれない」
という流れが昔からあるのだろうと考えます。


これは、事実そうなのだろうと思います。


覚悟して書きますが、重症の精神疾患患者さんは、スゴいです。

もう、一生ココで生きて行くしかないんだろうな・・・という

何とも言えない虚無感で俺なんかを包み込む力を余裕で持っているのです。


俺が昔、実習させて頂いていた精神科病院の閉鎖病棟の主任看護士さんは、最終日に以下のような会話をして下さいました。


「(実習して)どう?精神科の閉鎖って、すごいやろ?」
「正直、スゴいと思いました。」
「偏見とか、どう?意外にも普通っぽい人もたくさんいるし、もう少しココに居たらなくなりそうかな、って思わへん?」
「いや・・・。俺は、偏見・・・・消えないです。」


「・・・・・。」
「(やば、怒ったかな)」


「そうやねん!偏見って、なくならへんねん!キミくらいの時間でなくなったら世の中平和や、っちゅうねん!
 実際、ボクも偏見ないかと言われれば、正直あるよ。だから、これって難しいねんな。
 そして、それこそが言い方は悪いけど、やりがいにもつながるねん。敵は病気でもあり、みんなの心のなかにも潜んでる。
 病変を取って終わり〜じゃない、彼ら独特のなんか全身からかもし出すヤバい空気をなんとかしなくてはいけない。
 これは薬や手術じゃない。ボク達の関わりで変えて行ける様にしなくてはいけない。患者自身の気持ちや社会の受け皿も変えなくてはいけない。
 さまに壮大な戦い、やろ?
 ・・・・・あはははは、ちょっとカッコ良く言い過ぎたかな?」



これを聞いて若かりし俺は「精神科で働きたい!」としびれたもんです(結果的には働いてないけど)。


結局ココで何が言いたかったかと言えば
「昔からの偏見は当然予想でき、給料が重要な鍵であった」
という事は理解しています。


しかし!
しかし、です。


・・・・・・これも長くなったので、次回に。




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