侍ナース!!

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看護師よ!この本を読め!〜序章〜

俺は本が好きです。


特に、仕事に関係する本はもっと好きです。
医学書に看護技術、エビデンス集に体験記、看護系雑誌もなんもかんも。



そもそも本屋さんが大好きで、

知識欲が強くて本を読んでみたり、
暇つぶしでペラペラめくってたら目から鱗の情報と巡り会ったり、
ダレがこんなクソ本買うねん!と毒づいてみたり、
解剖生理など時代がどうであれ大きく変化しない内容を、
どのように工夫して読者に見せる=魅せる=購買意欲を高めてくれるか・・・

などを考えながらウロウロするのが最高の休日の過ごし方の1つです(暗っ!)。



ですので、お金にさえ余裕があれば、際限なしに購入したいのです。
そう、この手の本は残念ながら一応に高額なのです。



マンガや一般雑誌すら売れない時代と言います。
某出版社が100億円以上の赤字を出す、とまことしやかに噂になる業界。
特に専門分野なので薄利多売ができないのはよくよくわかるのですが、
足元見てるよな〜感がある本が多いのも事実です。



そうでなくてもネット社会が常識で、患者もとにかく情報過多なこの時代、
正確な知識こそが、看護師に求められるものです。

しかしながら、
わからない事はWikipediaで検索してしまう看護師が多いのも事実です。


やっぱり、出版元や作者などがはっきりしているものの方が
今現在では、まだまだ「適正な情報」と言えると思います。
(もちろん、モノの真偽を見極める目を持っていなければ、情報ソース自体は関係ないんですけどね)



だからこそ、

どんな本を買うべきか?

と、じっくり考えに考え、悩みに悩んだ末、目的すらわからなくなり帰宅してしまうのです。


買ったとしても「なんか違う」と詰所でつぶやき、
気がつけば本棚は何冊も同じような本が並ぶのです。



そんなこんなで俺の数々の失敗とおすすめをふまえた上で
「看護師よ!コレを読め!」をお送りしたいと思いますが、

その前に「出版社における傾向」についてどーしても言いたい!

重要ではない情報だが、一つの基準にしてほしい!
*ただし、あくまでも「傾向」なのでその辺わかってちょ。







まず、俺が思う看護系出版会社の3代巨頭「メディカ出版」と「日総研」と「照林社」。



では、それらはどんな傾向かと言えば


メディカ出版は「勉強嫌いな奴が手に取る本」
日総研は「まじめな奴が好んで買う本」
照林社に至っては「両方のタイプ、対応できまっせ」

という感じだろうか。

 


メディカ出版は、表紙がかわいくて「見た目に誘う」。
で、とにかく各分野を網羅していて、安心感がある。

すなわち、手に取りやすい工夫がしてある。

中身も、かわいい挿絵があり、文字数もそんな多くない。
サクサク読み通せる本が多い。
なんなら、DSでゲーム感覚の勉強もできちゃう。


しかし、知識的にそんなにつっこんでいない=簡単な本も数多い。
無論、読むのもゲンナリする難しい本もあるけど、そんな本を求める看護師は少ないだろう。

そして「簡単」なこととは、「勉強にならない」ことにはならないが、
「読み応えがない」という感想を抱くには違いない。



勉強する気持ちと、簡単な本を求める気持ちは、常に共存するのだ。



↓これらはホンの一例

らくらく心電図トレーニングDS ([ゲームソフト])  超早わかり脳神経ナーシングマップ  Heart nursing note―心臓疾患看護手帳  




次に、日総研。

これはメディカ出版に比べて、表紙があっさりしている。
なんか「媚びる気持ちはサラサラないね」とあえて対抗しているよう。
メディカ出版が、チャラチャラしてるようにすら見える。
そして、内容がなかなか難しい。

「難しい」ことと「勉強になる」ことは一概にイコールとは言えないが、
「読んでもわからない」と感想を抱くには違いない。


しかし、最近はセミナー(どこかで開催した勉強会)本が多く、口語文で書いてあるので読みやすく、うれしい。
そしてなぜか、日総研の本の特徴として
ページの余白が極端に少なく、文字がデカくてページ目一杯使っている。
これは少し違和感を感じる。

とにかく「お堅い」印象を受ける



↓これらはホンの一例

「意味づけ」「経験知」でわかる病態生理看護過程〈上巻〉   標準看護計画 (第1巻)   はじめての急性血液浄化療法管理








照林社は先ほども書いたが、どっちもあるよパターンで、下の本の表紙を見てもらえばわかるだろう。
多岐にわたる豊富さではあり、他2社みたく極端でないところがココの魅力か?

↓これらはホンの一例

最新・基本手技マニュアル (エキスパートナースMOOK (17))   自分で描ける病態関連図 (プチナース・ブックス)   続・看護に役立つ「なぜ・何」事典―術前・術後看護のポイント

   






そんな巨頭群にあらたな強敵登場!(と、勝手に盛り上げる)



それが

メディックメディア社である。


ここは「読ます」という事よりも「視る」方で読者に訴えかけている本が特徴だろう。

 

これは3代巨頭が到達していない分野であり、
これまた十分すぎるほど良くできている図解説明ばかりである。



いわゆるマンガやゲームなど視覚的にとらえる事が幼少時から多い年代や、
今どきほんとに多い「読書嫌い」世代にはまさにドンピシャだと思う。



そういった意味で「勉強させる」工夫はピカイチだろう。


キャラクター化された設定に、わかりやすい図解説明。
まるでパソコン画面かのようなスタイリッシュでいて細かな配慮ある構成。


とにかくセンスがいい。


恐らく若い世代が最初から関わっていないと出来ないようなデザインであることは間違いないと思うし、
医療関係社を常に巻末で募集し本を作り上げている事も、素直に影響しているのだろう。


そういう意味では、現在最も「勉強させてくれそうな本」を提供してくれる気がする。
メディックメディア社、要注意です。





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