侍ナース!!

アラフォー男性看護師長が、偏見に満ち溢れた極論で看護の世界を斬る!→ サイトリニューアルしたぜ!その名も「プロジェクトナース 史上最大の口撃」!

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人工呼吸器が苦手なら、コレをまず読め!!

で、「看護師よ!この本を読め!」ですが、

基本的に俺は

「薄くなきゃ、やだ」
「読みやすくなきゃ、やだ」
「文章がおもしろくなきゃ、やだ」

という所をポイントにして本を探します。


要するに
「読む気になる本しか買わない」。


分厚い本を買って、気持ちだけでお腹いっぱいになるのは、もう卒業です。


それに
「俺はバカだ!!」

と、自覚している看護師や、新人看護師には今後紹介する本は重宝されるかもれませんが、

「俺、ある程度は知ってますから!」

とお考えの看護師さんたちは、ほかのところで紹介されている本を参考にしてくださいまし。




そもそも、なぜ本を買うのか。
コピーや借りるのではいけないのか。
読むことでは、同じじゃないのか?


それは

「借りた本や、コピーでは頭に入らない」

という法則を俺自身が持っているからです。


学生時代なら、それをノートにまとめる、写す、など、頭の中に詰め込む作業をしますが、
社会人になればコピーなどは
「いざという時のストック感」が俺自身否めないので
要は「身銭を切る」ことをしないと
読まないし、頭に入らないし、自分にあった覚え方ができない、と思っています。


やっぱり、テストがない生活の勉強は手抜きになっちゃうのです。


そして本を選ぶ際には、前回書いたように
「簡単」=「浅い」
というようにイコールではない、という事を俺自身述べているように、


「今の自分にはコレくらいしかシックリくる本がないな・・・」


と言う時は、迷わず購入します。

で、その本に書き込む必要がある時にはドシドシ書きこみます。


この手の本は汚いほどカッコいい、が俺の持論です。



新人看護師が間違えて買い込み安い本といえば、

「妙にリアルな解剖生理が載ってる本」
→リアル本
「重箱のすみまで把握できそうな、めっちゃ詳しい本」
→辞典本


これは取りあえずスルーすべしです。


こんな本は新人の間は、不必要といってもよい!


なぜか!


そんなのは教科書で十分じゃないか!


外科病棟に行ったらなら、
解剖学と生理学と外科系の教科書があればいい!


それで十分関連図かけるって!


じゃぁ、どんな本がいるのか!


1冊読みきれる本を買えっ!


これしかない!


新しい職場で大変な仕事、人間関係、技術の未熟さ、コミュニケーションの難しさ・・・
そんな大変な時に、わざわざ難しい本なんて読むんじゃない!


そもそも、「わからない」から本屋へ駆け込んだんだろ!
じゃ、読む気になる本を買え!
まず、難しい科目という名の「壮大なプール」に入る前の準備体操だと思って、読み通せ!
そしたら、読み通した自信が、次の本につながるのさ!


少なくともわかった気になる本を読むんだ!


少々高くても、
薄くても、
絵がいっぱいあっても
いいじゃないかぁ!


読み通せる本を見つけろ!


「こんな本じゃ、物足りない」
と思っていても

そんな本でも1冊丸暗記できていれば
十分賢くなってるから!!


ハァハァハァ・・・なぜか怒っちゃった。


とにかく、
それを書いてる作者は間違いなく新人看護師よりも100%賢人なのです。
そう思って読むと、入り方が違うはずです。




例えば、呼吸器。


俺も例に漏れず呼吸器への苦手意識が強い一人だったんですが、
昔は本屋に行けばいい感じの本がなかったものです。
(今は呼吸療法士などの時代的ニーズで本は多くなってる気がしてます)
一応に分厚い、もしくはやたらと内容が細かい本ばかり。



その時点で
「俺、やっぱ無理」
と、思うわけです。


そんなとき、コレを購入しました。


人工呼吸管理の第一歩

人工呼吸管理の第一歩



これ以外の本は
「読み通す自信ないよ・・・」
という気持ちに嘘つけなかったので、購入してみました。


「まんが」
と、名乗ってますが、でっかい挿絵が多い、という方がシックリきます。


で、内容は
院長が呼吸状態が悪くなり呼吸器が必要な状態になるのですが、
アホ過ぎる研修医と看護婦(つまり購入者)が全くワケ分かってないのでイチから勉強していくという基本ストーリー。


このストーリー自体はすっごく適当でホントはストーリーとは言えない代物であるが、
そこを無視しても読みやすさはピカイチ。

挿絵自体もかわいいし、イメージとして「大人が膝を曲げて子供と目を合わして話してくれている」ような感じの本。


各章は
「人工呼吸器はなぜ必要か」
「人工呼吸器のしくみ」
「人工呼吸管理の実際」
「人工呼吸管理に用いられる薬剤」
と大きく分けられており、
もんのすごくやさしく書いてある。


で、「第一歩」と名乗っているだけあって、監修の並木氏は「序」のページで
「この本でさらに興味を深めた人達はこの本の姉妹書(中略)「よくわかる人工呼吸管理テキスト」で学ばれることを勧めたい」
と述べている。


そう、やっぱりはじめは興味を持つこと、苦手意識を振り払うことが大事なんだ。


さらに言っちゃえば、コレを詰所に持っていくと人の目が気になるくらいのあっさり感なので、
「これを足がかりにして勉強するんだ!」
と、逆にやる気にもなったことは事実。


勉強する意識って、何だっていいと思っています。
「賢くなりたい」
「患者さんの役にたちたい」
「がんばってる自分が好き」


実際、コレを購入し、書き込みながら勉強している自分に対して
「俺、やる気になってんちゃうの〜!」
という自己陶酔状態でやってましたから。


やっぱり、自分なりの勉強はいいもんです。


それに俺の周りには幸運?にも呼吸器好きな看護士が多かったので、
手取り足取り丁寧に教えてくれたこともあって、今ではこの本は用済みですが、
とても役立つ、苦手意識を払拭してくれるエポック本となりました。


サンキュー!監修の並木先生!著者の松本先生!
サンキュー!南江堂!


計88ページで、1800円とちょっと高いと感じてしまうお値段ではありますが、

バカだと自覚のある看護師よ!!


超おすすめです。



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