侍ナース!!

アラフォー男性看護師長が、偏見に満ち溢れた極論で看護の世界を斬る!

オカマ論を久々に掘り下げる〜最終章〜

久々の更新です。







当ブログはいつも長文になるので、いつも下書きをして
しばらくしてから読み直して、書きなおして、また読み直して・・・
を繰り返します。









真夜中に書いたラブレターにならないようにするためです。
「朝読んだらはずかしくて、こんなの俺の文章じゃねーよ!」
こんな事にならないように。









で。









下書き状態でパソコンから離れたら、
案の定、妻に見られていたようで、
「あんた、ブログやってんの?」
と、直球で聞かれました。









まぁ、言う程でもないが、さして隠し続けるつもりもなかったので
「そうやで」
と、あっさり返事。









それが意外な返事だったかどうかはわかりませんが、
当ブログをすべて読んだようです。
なかなかの偏った内容に「炎上」の心配もしてくれてますが、
「なぁ、まだ更新せーへんの?」
と、(きっと)楽しみに(たぶん)してくれています。











では、妻の期待に答えるべく、前回の続き。

















一般的に看護業界では
「若いうちに体力勝負の救急や手術室に行け!!」
と、いろんな方がいろんな状況で言います。









俺もいろんな方々に言われました。
「若いうちに救急や手術場行きなさい。」









俺も、若いうちは救急や手術場に行きたかったです。
理由?
かっこいいから。







てか、それ意外ないでしょ?
救急目指した奴らの最初の理由はきっと同じはずです。
救急は誰がなんと言おうとかっこいいイメージなんです。










そして、理由はそれでいいと思っています。
入り口は、どんなカタチでもいいんです。
大事なことは、
そこから救急という分野の奥深さにハマり込めばいいんです。












俺の話に戻しますが、救急や手術室は
病棟よりも「命のやり取りしてます!」って感じだし、
なんか「救急」「手術室」って響きがかっこいいし、
婦長も(俺の若かりし頃は師長とは言わない)医者もみ〜んな「若いうちに行け」って言うし、
なんつったって、イメージかっこいいし、
「オカマっぽい病棟より、男らしい手術室だろ!」って
理屈じゃなくそれ自体が放つ印象で決めてました。












だから、ずっと部署異動を希望していました。












けど、行けませんでした。
理由は単純に「救急や手術場に人は足りているからイラナイ」でした。











すげーショックだったな〜。
看護士1人、俺だけずーっと病棟で、他の看護士は救急か手術場なんだもん。










「オカマっぽいアイツが手術室で、俺が病棟かよ」
な〜んて、ふてくされながら面会者が持ってきたお花を花瓶にブチ込んでたあの日。
懐かしいぜ・・・。












けど、
行き先もわからず看護士界という原っぱをズンズンと進み、
看護士を10年以上歩いて振り返ってみれば、
病棟→手術室→集中治療室・・・
という順番の道ができていた。
今の俺に言わせれば、
過去に皆さんから言われていたこと、
何もかもが真逆です。











若いからこそ病棟からなのです。
病棟はオッサンになってから来るところじゃないのです。












若いうちに病棟経験を積んで、それから救急でも手術場でもやればいい。
逆に言えば、
例え10年病棟に勤務したとしても、それから救急や手術室に移動すべきなんです。











手術場や特に救急の現場というのは
病棟よりもコミュニケーションスキルの高さが求められます。












命が助かるのかどうか、順調に経過しているのどうか、
場合によっては数分前に出会った人に人生を終える会話もしなくてはいけません。
状況によっては端的に、短い言葉で。
もっと言えば、表情やしぐさで感じ取れなくてはいけません。
病棟とはコミュニケーションの質・エグさが違うのです。










じゃぁ「救急や手術室のほうがコミュニケーションスキルが高いんじゃないか」となれば、
それは違う。








そこの現場はいわゆる閉鎖空間です。
患者さんも多くの場合は意識がなかったり(麻酔中や鎮静中ふくむ)、家族と接することも基本少ないはずです。








会話する内容はエグいが、
そのスキルを磨く機会は決して多くはなく、
みなシドロモドロで対応しているのです。




 




また、閉鎖空間で同じ人間と仕事をし、患者などの目を気にしない環境は危険です。
自分本位な仕事になりがちです。
そこでは社会人としての姿勢自体も問われます。











結果的に井の中の蛙になりやすく、
技術優先主義の現場になりやすいそれらの部署では
「若くして偉そうな看護婦・士(と書いてバカタレと読む)」が数多くいます。
理屈をわからずとも動ければ第一線で働ければ、重宝されます。
そこで勘違いを起こすのです。「自分はできるナースだ」と。











そんな閉鎖空間でしか磨かれていないスキルは、
その空間でしか光らないものであって、
病棟という現場では光りません。












若い看護士時代には、より多くの人間に揉まれ、時には理不尽な壁にぶちあたりながら成長すべきです。
でなきゃ、さまざまなタイプの病んだ人間相手に、またその周辺のさまざまな人間に対し、
看護士として求められる適切な働きはできません。
それの圧倒的経験値をつめる場は、やっぱり病棟なのです。











閉鎖空間で社会性を身につけようとしたら、
目標を持ちながら仕事をしているか、
上司が井の中の蛙にしないように厳しく育てるか、
どちらかしかありません。










病棟で社会人としてのルールや姿勢を経験し、
多くの患者と接してコミュニケーションスキルを高めてから、
救急や手術室で勤務する方が
何もかもの成長が早いはずです。











そもそも体力の心配なんて、
只今オッサン花ざかりの俺に言わせりゃ、なんもねーッス。
働き盛りの30代なんです。
医者なんてもっとオッサンがバリバリ働いてるんです。
看護部だけ体力を理由に部署を決めるなんて、ナンセンスです。











なにより、病院組織での大所帯は看護部であり、
機能基準の中心は病棟業務です。











要するに、若いうちに病院の軸を知るべきなのです。
知らなくては、組織人として看護士の仕事もできないのです。











そして、
病棟で恥をかくのは若いうちじゃないとダメなんです。
オッサンでは目立ちすぎるんです。










若さは最大の武器です。
点滴が下手でも、患者からの質問に答えられなくても、
はたまた対応が悪くても、
「すいません!ベテランと変わります!」
と逃げれる。
患者さんも
「しゃーねーな。」
と、理解しようとしてくれる。











けど、オッサンが点滴下手なら
「オッサンなのに!!」
患者が質問してもオッサンが答えられなかったら
「オッサンなのに!?」
となるのです。












そこには「オッサンなんだからベテランなんだろ?」という
性差と年齢が与える思い込みが先に出てしまいます。










だから、新人看護士を採用したならば
まずは病棟
それから手術室・救急・ICU
その次はどこでも行け!
と、ローテーションできるのが今の俺の理想です。












それにややこしいでしょ。
白衣のオッサンが病棟をうろつけば









レントゲン技師なのか
リハビリの先生なのか
看護士なのか
医者なのか










正体不明。











そんなこんなふまえて、
やっぱり病棟勤務は女性に敵わないッス。














結局3回に渡って書いた
どれもこれも「理屈じゃない印象」











若さで勢い任せに生きて行くのもいいけど、
看護の仕事はサービス業
オカマにも限界があるんだよ、と言うところでしょうか。











ダラダラと長文になってしまいました。
次回からは単発で書き終えるように内容にします。















次回は久々「この本を読め!」シリーズです。
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