侍ナース!!

アラフォー男性看護師長が、偏見に満ち溢れた極論で看護の世界を斬る!→ サイトリニューアルしたぜ!その名も「プロジェクトナース 史上最大の口撃」!

サイトリニューアル! 「プロジェクトナース 史上最大の口撃」 https://www.project-nurse.com/

時代と優先順位と本音とタテマエ

毎日多忙ですね。

ほんと、しつこいですけど、みんなよく毎日毎日ブログ書きますよね。

すごいよ。

俺より忙しい人、いっぱいいるはずなのに。

生活の一部なのか、誰かに何かを伝えたい欲求が凄まじいのか・・・。

ま、俺は、このペースがなんやかんやでも、いい感じみたい。




それでいて、コメントを下さった「kei」さん、ありがとうございました。

いい刺激になります。

「ああ、こんな文章でも楽しんでくれる人がいるんだなぁ」と。

ランキングを見れば、あいかわらずドベタ(下位)になることもなく、ふらふらと40 ~ 50位・・・。

これまた、嬉しく思っています。

ちょこちょこ訪れてくれてるんですね。

なので、久々になんやかんや書いてみます。






もちろん俺は看護師なんですが、患者さんと接しない日々が、かれこれ数年経過しました。

これを立ち上げた時から、随分と自分を取り巻く環境は変わりました。

今や管理職としての「方法論」も、そこそこ学べているのではないかなぁ、

と、自画自賛の日々です(誰も褒めてくれないし!)。






そんな中、ひとつの思いが強くなってしまっています。

ま、このブログを読んでいた方なら「そうだろうな」と思われるでしょうが、

どんどんと「資格嫌い」になっています。

なんなんだろう、と自分でもわけわかりません。

ほんとに。






いいことなんです。

専門性は大事です。

この仕事は専門性が必要です。

だけど、なにか違和感がいつもつきまといます。

「認定」「専門」「特定」「呼吸療法士」「救急救命士」・・・。

特に臨床でよく聞く、実際知り合いが取得を目指す、自分が取得を目指すのは、

「認定」と「呼吸療法士」ではないかと思います。






「呼吸療法士」。

いいじゃないですか。

なんといっても、名前がかっこいい。

呼吸器が苦手な看護師は多く存在します。

そのためにも、取得すべきです。

だけど、所詮3学会が認めてるだけのものであって、

それを取得したからといって、実務はほぼ変わりません。

「すごいね」と、みんなからの見る目が少し変わって、

「俺は呼吸療法士だぜ」と、せいぜい威張れるくらいです。

すいません。ごめんなさい。

俺には「自己満足」に思えます。

実際「その程度」のはずです。

けど、その「自己満足」は、俺が「放送大学を2年で卒業した」のと同じです。

要はモチベーションです。






「認定看護師」

いいじゃないですか。

時代が必要としてます。

病院も躍起になって、募集し、援助し、数を増やそうとしています。

とんでもない苦労をし、勉強をし、家族や職場に迷惑をかける後ろめたさと、合格しなければというストレスと戦わなくてはいけないのです。

はっきりいって「呼吸療法士」なんかとは、比較になりません。

「すごいね」と、みんなから憧れられて、

「俺は認定看護師なんだぜ」という、自信をもちながら、専門的な実務を行います。

すいません。ごめんなさい。

すごいのはわかります。苦労もわかります。

だけど俺には「だからどうした」と思います。







何度も言いますが、資格は大事です。

専門性を持つことは、組織として有利です。

モチベーションとしても重要です。

そして、人から、患者から、評価を受けるためには、勲章や名札は良きアイテムです。

しかし、だからといって、看護師オンリーの資格はどうなのか、と言われれば、

それはそれで、十分な資格です。

ならば、何が嫌なのか。



 


本質を言えば「資格が嫌いというよりも、資格をもてはやす雰囲気が嫌い」です。

看護師は、「言い訳のプロ」です。

「習っていないから」「忙しいから」「医者じゃないし」

そこにもうすぐ新しい言い訳が加わります。

「認定じゃないし」「専門じゃないし」「ただの看護師やもん」



 


看護師は「プロ」でないといけません。

看護師なら、

心電図も、呼吸器も、血ガスも、採血結果も、感染症も、薬理も、社会保障も、なんでもかんでも・・・

苦しいけれど学び、患者に提供することが仕事です。

自分がアホなばっかりに、人を殺すかもしれない仕事です。

資格があろうがなかろうが、「看護師」という「有資格者である」以上は、

努力し、専門性を求められるわけです。
 






そんな言い訳を言わせないように、「認定」などの有資格者は、みんなを引っ張っていく役割りも担ってるはずです。

それを自覚し、努力してるのかな?

資格にうぬぼれ、自信にうぬぼれ、専門的な業務にうぬぼれ、多くの「ただの」看護師とコミュニケーションとれてるのかな?

誇らしいその資格の魅力を、必要だけど困難な専門性を、「ただの」看護師にわかりやすく伝えれているのかな?

その看護師は、「ただの」看護師と逃げてないかな?



 


なによりも、上長が「有資格者を特別扱い」してないかな?






どうして、ただでさえ看護師不足でクソ忙しいのに、

「資格を取りに行くために」半年も1年も、

「仕事が出来る人」がいなくなって、

そしたらさらに忙しくなって、

「散歩」も「傾聴」も「寄り添い」も

もはや「キレイ事」になってしまって、

「食事介助」や「排泄交換」や「ナースコール」には

「本気でムカつくことがある」くらい、

残された看護師が余裕をなくしてしまわないといけないのだろうね。

どうして、「資格を取得する」ことに、みんなが当然のしわ寄せを求められるのだろうね。







本当にいま必要なのは、専門性かな?







俺には、その風潮が心底好きになれない。








↓「あれもほしい」「これもほしい」じゃ、足下すくわれるよ。
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