侍ナース!!

アラフォー男性看護師長が、偏見に満ち溢れた極論で看護の世界を斬る!

整形外科がわからないなら、コレを読め!!!

あらやだ。

久々に更新したら、1日に100PV超えた日があったようです。

なんでなんすかね?

ご丁寧に、はてなブログさんったら、教えてくれました。

ありがとやんす。

何にせよ、こうして書いたものを多くの方に読んでいただけるのは、本当にうれしいもんです。

そんでもって、それが役に立つのであれば、なおのこと嬉しい訳です。

 

 

 

 

さて、前回は「本」ではなく「DVD」を紹介しましたが、

今回は「本」です。

しかも、今回の分野は「整形外科」。

 

 

 

何を隠そうワタクシ「整形外科」が一番好きだったりします。

内科・外科病棟やICU、手術室などいろいろ経験しましたが、

いまこうして振り返ってもやっぱり好きなのは「整形外科」だったりします。

 

 

 

 

きっかけは些細なことなんです。

看護師なりたての頃、仲の良くしていた医者が整形外科医だった。

ほんと、それだけです。

レントゲン見ちゃ、あーだこーだ、教えてくれて。

ソイツと話を合わすために勉強してみたりして。

それの流れが今でも続いてるんですから、なにがきっかけになるかわかりません。

そんで、手術室配属になっても整形外科手術だけは、他の科より興味深々だったりして。

 

 

 

さらに、整形外科を得意とする看護師って、意外といなかったりするんですよね。

「私、外科系ナースだからサバサバしてるのよ」

「あなた、やさしいから内科系じゃない?」

「俺、救急に行きたい!」

とかはよく聞くけど、

「私は整形外科が得意!!

ちょっと!ギ(ブ)スじゃなくてギ(プ)スだから!!そこんとこヨロシクぅ!」

みたいな奴あんまりいないでしょ?

ま、どっちでもいいんですけどね。

なので、そこに希少価値を見出した、というかなんというか。

 

 

 

 

そんで、前から思ってるんですけど、

なんか、整形外科って、他の科より全体的に「軽く見られてる」カンジがするんですよ。

なんでですかね。気のせい?

イマイチ、メジャー感がないというか。

それを表すかのように、みんな大好き「病気が見える」シリーズにも

「整形外科」はないしっ!(病気がみえる - チーム医療を担う医療人共通のテキスト)。

そりゃ「脳・神経」は一応、そうっちゃそうかもしれないけど、

やっぱりそこは「脳外」の分野であって「整形外科」じゃないしさっ!

さらにさらに、

パッと見て「認定看護師」の種類の中に整形外科がらみのって、

ないような気がするんだなっ!(資格認定制度 | 日本看護協会 » 認定看護師

PTなどの「リハビリの先生たち」がその管轄になるから存在しないのかな?

じゃぁ「脳卒中リハビリテーション看護」認定看護師っちゅーのはなんじゃーーーい!!

とか、ひねた考えがムクムクと出てきますが・・・。

 

 

 

 

閑話休題

 

 

 

 

このように、整形外科に関してやっぱり偏見のあるワタクシ侍ナース!!ですが、

ナゼか整形外科関連の勉強の本ってほとんど持っていませんでした。

だって、なんか買う気がしないんですよね。

「神経」とかいっぱいあってややこしいし、

「内旋」「外旋」とか呼び方ややこしいし、

「骨折」とか簡単そうなイメージの割には、

わかりやすくない本ばっかり、と言うか。

しかも、だいたい本屋で見るのって、すごいリアルなやつ多いじゃないですか。

例えば・・・・

 

全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患

全部見えるスーパービジュアル整形外科疾患

 

 

整形外科疾患ビジュアルブック

整形外科疾患ビジュアルブック

 

 みたいなやつね。

とまぁ、やっぱり「ビジュアル感」を全面に出してくる。

いつも言いますが、いいんですよ!?

別にリアルでも!!

けどね、「キレイ」と「覚えやすい」は別ですから!!

この手の本は「へーーー」で終わることが多いんですよ!

職場に分厚い本持ってきてる割には、大して開ける暇もなくて、お守り代わりみたいになってるんですよ!

で、同期や先輩には「エライねー」なんていわれてね!

そりゃ、「マンガ」みたいな本より「リアル」な本の方がみんなにウケがいいからね!!

 

 

 

だか、しかし!!

俺達のようなバカ看護師には「リアル」はいらない!!

欲しいのは、読み通すことのできる「本としての面白さ」と「だからか!というわかりやすさ」なんだ!!

そうだろ?みんなぁぁぁ!!

(と、オーディエンスの声援が聞こえる。さーーむらい!!さーーむらい!!)

オーーーケイ、ベイビーーー!!

今宵もベイビー達に、とっておきの一冊教えちゃうぜ!!

(さーーむらい!!さーーむらい!!)

特に整形外科病棟に配属されたベイビーたち!!

(あたしあたしーーー!!)

手術室に配属されて山のような整形外科器械にうんざりしているベイビーたち!!

(俺のことだーー!!)

国家資格に向けてヒーヒー言ってるベイビーたち!!

(合格させてーーー!!)

そんなベイビーたち!!

目ぇ見開いてしっかり確認しろよ!!

お前たちを看護師としてレベルアップさせてくれる素敵な一冊はコイツだぁぁ!!

カモーーーーーン!!!!

 

 

 

 

 

 

 

整形外科ガール―ケアにいかす解剖・疾患・手術

整形外科ガール―ケアにいかす解剖・疾患・手術

 

 

 

 

 

 

こいつ!サイコーのガールだぜぇ!!

(勢い余ってスギちゃん口調ーー!!)

なんったって、名前がイカしてるだろ?

「整形外科ガール」だぜぇ?

(やだぁーーーー!!)

そこは多分、作者である「清水健太郎先生」略して「シミケン」が、

失恋レストランーーー!!)

「整形外科に長けた看護婦さんが増えて欲しい!!」という、下心たっぷりな願いが込められていると思う!!

(ほんとうの意味?は買って読んでみるべし!)

俺、ボーイだけど(もはやボーイでもないけど)買っちまったぜ!!

すまんね、シミケン!!

(ちなみに、あの失恋レストランのシミケンとはもちろん別人)

 

 

 

 

で、肝心の中身は、これまた素敵。

まず、いつも俺が選ぶ基準にもなりつつある、

「超簡易な絵でわかりやすく説明」してくれている。

これって、ありのままをリアルに見せていれば「ビジュアル感」が出て

「詳しく勉強できる錯覚」を産むが、案外頭には残らない。

このように

「厳選されたポイントのみをシンプルに抽出して絵で描いている」ってことは

読者にはすごくありがたいこと。

そしてそれは、とっても難しい。

後輩に質問されても、簡単にわかり易く説明ってできないでしょ?

しかしそれを見事にクリアしてる!さすがだぜ「シミケン」!

 

 

 

さらに、登場人物も

那須野玉子(なすのたまご):ホタル医科大学卒22歳」

「冷夜里初人(ひやりはつと」・・・スルメ医科大学卒22歳」

「江良井太郎(えらいだろう)平均医科大学卒69歳」

の3人で構成されており、基本ダジャレでのコミュニケーションオンパレード。

このネーミングセンスで、だいたいこの本の「匂い」はわかるだろう。

 

 

 

病棟ナースなら、理屈に基づいた説明にあふれているのでスグに臨床に使えるし、

手術室ナースなら、山のようにある整形外科手術器械を覚えることで精一杯で、

本来「何をどうアプローチして手術進行しているのか」ということを忘れてしまいそうなところをまるで考慮しているかのごとく、シンプルに教えてくれている。

何よりも、随所に散りばめられすぎているユーモアセンスに脱帽。

裏を返せば「整形外科はまじめに語れば難しすぎて面白くない」ということなんだろう。

 

 

 

 

プロフェッショナルに徹している本とは「難しいことを面白く語れる」ことだと思う。

難しいことを難しいまま語るなんて、誰にでもできる。

事実や現実や現象など丁寧に書き込めば間違いではないが、

特に我々バカ看護師がインプットしアウトプットするには、ちとハードルが高い。

そしてその多くは、読み手側に語りかけてこない文章やイラストばかりだ。

だから、エキスパートナースなどの雑誌で書いてある病態生理の説明文章は面白くもなんともない。

 

 

 

 

医師であること、看護師であること、医療者であること、教育者であること、

作家性があること、ユーモアがあること、プロがシロウトに伝えるセンスが有ること、

これらは、残念ながら別々の才能だ。

 

 

 

 

しかし「シミケン」はどっちも兼ね備えていた!!

しかも、自分でイラストまで描いている!!

偉いぞ「シミケン」!!

さすが整形外科医はD.I.Y精神の塊だ!!

 

 

 

 

 

 

・・・すいません、清水健太郎先生。

ついつい、調子に乗ってしまいました。

けど、この本、それくらい名著です。

断言できます。

 

 

 

 

整形外科がわからないバカ看護師、

いや!!

全ての整形外科に携わるベイビー達は、

この一冊で十分だ!!

 

 

 

 

税込み3200円!

シミケンがいる限り、整形外科の世界はユーモアで溢れてるぜ!!

そして、整形外科ガール達が増えれば、もっともっと整形外科看護は明るいぜ!!

 

 

 

 

「整形外科ガール」の詳細は医科のサイトへGO!!

[ 南江堂 ]