看護士の大半はオカマ説(精神科看護士は除く)
(男女共同参画に賛成の方、ジェンダーフリー思想の方、モノホンのおかまさんは読むと怒っちゃうかもしれません。あしからず。)
看護士は、オカマだ!
と、突然ここで断定しては、わけがわかりませんが、
大半の看護士は
「あんたはやっぱり女やわ・・・」
「◯◯くんは、ちょっと違うもんね〜」
「◯◯くん、男と思ってないからさっ」
などと、1度や2度、必ず先輩看護婦におちょくられるもんです。
看護士の仕事といえば(主に病棟を例に)、
バイタル測定して、身の回りの世話をして、オムツ換えて、入浴介助して、食事介助して…
と、決して男らしい仕事(*1)ではありません。
で、そんな仕事内容ができる男性なので、みんな一様にやさしい。
「◯◯さ〜ん、うんこでましたぁ?」
「◯◯さん、おからだ拭きますよ〜」
「○○さん、かわいいな〜。あの部屋行ったら癒されるわ。」
「も〜、○○さん!そんなんしたらあかんやん!」(全て高齢者へのコメント)
ね、どうです?このコメント。
「ぽい」でしょ?
これらの発言、看護士なら1度は言ってるハズです。
さらに、職場は女の園。
必然的に看護婦の話題に付いていける性格の持ち主でないといけないのです。
ワイドショーやお菓子、恋愛観に今夜の晩ご飯のレシピにまで話題は尽きません。
いわゆる世間のオカマの定義じゃないんです。
男が男に対し独断で決めつけてしまう、そんな定義のオカマです。
「お前、オカマか!」って時のオカマ。
女性にはわからないでしょうが、これもオカマなんです。
ほんまもんのオカマみたく「あらゆる面を受け入れた上で自分をさらけ出して生きている、ある種スゴい人(*2)」のことではありません。
誤解を恐れずに言えば「男のくせに、と言われやすい職場環境で働いているのに、決して男っぽくない男」のこと、とでも言いましょうか。
ニューハーフじゃないけど、白衣の上に紺色のカーディガン着ちゃう。
オネエ系じゃないけど、ボールペンの先にはかわいいキャラクターが付いてるのを使う。
乙女系じゃないけど、申し送りではとても声が小さくなっちゃう。
そしてそれが全然はずかしくない。
これこそが「お前、オカマかぁ!」なのです。
でも、ベッド移動や患者搬送には「男だから」絶対かり出されてしまう。
そして、好きになる対象は女(なハズ)。
草食系男子。
色白で、ストライプの服着てそうで、怒りそうにないイメージ。(*3)
世間的にはそうくくられそうですが、そんなんじゃ看護師は勤まらんのです。
そんなナヨナヨしてちゃ、いかんのです。
そう、逆にいうなればオカマじゃなきゃいかんのです。
女の職場で、生きていくのは至難の業。
看護師の世界は、女の世界。
そう聞けば、まるでAVの設定のように20~30代でミニスカートの白衣の天使、最高やないかぁ!と勃起率80%を想像するかもしれない。
けど、実際はそんなことない。
ババァばっかり、と思ってた方がいい。
ババァで埋め尽くされた草原に、一輪のコスモスがあるかな…ないかな…くらいの割合で、べっぴんさんが隠れてる。(*4)
そう、いわば「ババァの世界」こそがここで言う「看護師の世界」なんです。
そんなババァ達にかき回されたドロドロした人間関係に耐えられなければならないのです。
オカマとはいえ、男です。
男性看護士よ!もしくは目指している若人よ!
そこはクリアできそうか?
自分はそんなタイプか?
そこを泳ぎきる根性がいるんだぞ!
看護学校の勉強なんかじゃ、カバーできない。
女特有のヒステリーをわからなきゃいけない。
一緒にうわさ話で盛り上がれなきゃいけない。
しゃがんだときにうっすらババァパンツの線が見えても何とも思わない奴じゃないといけない。
ババァの子供の成長の話を聞かなきゃいけない。
ババァの手作りお菓子を「男の子だから」という理由で許容範囲以上食べなくてはいけない。
「あんたみたいに育ってほしいわ!」と言われてハニかまなきゃいけない。
「今日何食べたい?それ晩ご飯にするわ」という質問にスパッと返答できなきゃいけない。
そんな世界、興味ないですか?
なにも看護師の世界は、お世話や生き死にだけじゃない。
案外、おもろいよ。
* 1:やっぱり看護の仕事は「女性的」だと普段から俺は思ってます。しかし一般病院に限る。
* 2:オカマバーにいるようなテレビ的ではない人たち。嗄声の持ち主。
* 3:ちなみに精神科以外の看護士で、肉食系男子は1〜2割。絶滅種認定。
* 4:急性期は若い看護婦、慢性期はババァの看護婦、というのが全病院共通。
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